ウラハナビラノダンス♪


by pokopoko120

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"五億の鈴" -星のおうじさまのラストシーン-


大切なことはね、目に見えないんだよ…。

花だっておんなじだよ。もし、きみが、どこかの星にある花が好きだったら、夜、空を見上げる楽しさったらないよ。どの星も、みんな、花でいっぱいだからねえ。

水だっておんなじさ。きみがぼくに飲ませてくれたあの水ったら、車と綱で、汲み上げたんで、音楽を聴くようだったね…。ほら…うまい水だったじゃないか。

それから、ぼく、きみに贈り物を一つあげる…。

王子さまは、また笑いました。

これが、ぼくの、今言った贈り物さ。

人間はみんな、違った目で星を見てるんだ。きみにとっては、星が、他の人とは違ったものになるんだ…。

ぼくは、あの星の中の一つに住むんだ。その一つの中で笑うんだ。だから、きみが夜、空を眺めたら、星がみんな笑ってるように見えるだろう。すると、きみだけが笑い上戸の星を見るわけさ。

ぼくと知り合いになって良かったと思うよ。きみは、どんな時にも、ぼくの友達なんだから、ぼくと一緒になって笑いたくなるよ。そして、たまには、そう、こんなふうに、部屋の窓を開けて、ああ、嬉しい、と思うこともあるよ…。そしたら、きみの友達たちは、きみが空を見上げながら笑ってるのを見て、びっくりするだろうね。その時は、〈そうだよ、ぼくは星を見ると、いつも笑いたくなる〉って言うのさ。そしたら、友達たちは、きみの頭がおかしくなったんじゃないかって思うだろう。するとぼくは、きみにとんだいたずらしたことになるんだね…。

そうすると、ぼくは星の代わりに、笑い上戸のちっちゃい鈴をたくさん、きみにあげたようなものだろうね…。

ほんとに面白いだろうなあ!きみは、五億の鈴を持つだろうし、ぼくは、五億も、泉をもつことになるからねえ…。

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by pokopoko120 | 2008-11-03 20:29